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2025年09月01日【2025年度版】小規模事業者持続化補助金でできるWebマーケティング強化策とは?

今回は、小規模事業者持続化補助金を活用してWebマーケティングを強化する方法を解説します。ホームページ制作やSEO対策、SNS広告運用などの施策と、補助金制度の最新ルールをわかりやすく紹介します。

小規模事業者持続化補助金とは?

小規模事業者持続化補助金は、中小企業庁が実施する制度で、小規模事業者が販路開拓や業務効率化に取り組む際に必要な経費を補助する仕組みです。
通常枠の補助上限は 50万円(補助率2/3)。条件によっては 最大250万円まで拡大 します。
小規模事業者の定義は下図参照

引用:https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H28/h28/shoukibodeta/html/b1_1_1_0.html

また、申請は電子申請のみとなり、gBizIDプライムの取得が必須です。

Web関連費の注意点

小規模事業者持続化補助金でできるWebマーケティング強化策というテーマですが、小規模持続化補助金をwebマーケティングに活用する際にはいくつか注意点があります。

注意点①:ウェブサイト関連費は単独では申請不可

「ウェブサイト関連費のみ」での申請は認められていません。必ず 広報費や展示会費など、他の費目と組み合わせる必要 があります。なので、単純にホームページやECサイトを作りたい、といったことはできませんので注意が必要です。

注意点②:上限は補助金額の1/4・最大50万円

ウェブサイト関連費は、交付申請額の1/4が上限で、最大50万円までとなります。それ以上は申請できません。例えば、交付申請額が50万円の場合は、12.5万円までがウェブサイト関連費として申請することが可能になります。

注意点③:50万円以上は処分制限財産に

税抜50万円以上で作成・更新したサイトなどは「処分制限財産」となり、一定期間は譲渡や目的外利用に制限があります。処分制限期間内に処分する場合には、必ず補助金事務局に承認申請をする必要があり、承認を受けた後でなければ処分できませんので注意が必要です。

補助金でできるWebマーケティング施策

さて、ここからが本題となります。いくつか注意点はあるものの、うまく活用すればコストを抑えてwebマーケティング施策が可能になります。その中でもおススメの活用方法をご紹介します。

ホームページ作成・リニューアル

王道の活用方法ですが、スマホ対応やSEOを考慮したリニューアルなど、ホームページの新規作成、リニューアルが可能です。ホームページを一新することにより、アクセス数アップや問い合わせ数アップなど、売上向上に繋げることが可能です。また、商品やサービスをピンポイントで訴求するランディングページの作成も可能です。

SEO対策・MEO対策

キーワード分析、内部施策の実施、コンテンツ作成など、SEO対策を強化することで現在のホームページへのアクセス数アップが狙えます。また、リアル店舗への集客では、Googleビジネスプロフィールの最適化や運用をするMEO対策を実施することで集客強化が図れます。

SNS運用・広告

InstagramなどのSNSの運用をプロに任せることでフォロワー獲得や顧客獲得が可能になります。また、SNS広告実施から効果測定まで一貫支援を受けることで、新規顧客を獲得も狙えます。

ECサイト構築

商品ページデザインや販促機能の強化、カートシステムや決済機能の導入など、新たにEC販売を始める方、既にEC販売を実施している方に有効です。ECサイトをプロに依頼することでサイトに訪れた人に、より購入をしていただきやすくなり、購入率のアップが見込めます。SEO対策やSNS運用などと組み合わせることで、アクセス数アップと購入率アップを同時に実現することも可能です。

チラシ・DMとWebの連動

チラシやDMなどの紙媒体にQRコードを掲載し、HP・LPへ誘導するなど、オフラインとデジタルを組み合わせたクロスメディア戦略が可能になります。また、チラシ・DMといった紙媒体と連動させることで、「ウェブサイト関連費のみでの申請は認められていない」という条件をクリアすることができ、一石二鳥です。

申請から実施までの流れ

補助金申請から施策実施までのざっくりとした流れは、1~5となります。特に、事業計画書作成時には商工会議所、商工会の承認(事業支援計画書の発行)が必要になりますので早めの相談をおススメします。また、事業計画書の作成方法が分からない、しっかりと計画を立てて補助金を有効活用したいなどのお悩みはプロに相談することも選択肢になります。

1.gBizIDプライムの取得

2.商工会議所・商工会に相談し、事業計画書を作成

3.電子申請(郵送不可)で提出

4.採択後に施策を実施(着手は交付決定後)

5.実績報告を提出し、補助金受給

まとめ

小規模事業者持続化補助金は、Webマーケティングを強化できる絶好の機会です。
ただし、Web対応のみでは申請できない点、補助上限は50万円までといったルールを理解したうえで、事業計画を立てる必要があります。

片岡メディアデザイン株式会社では、補助金を活用した

  • ホームページ制作
  • SEO/MEO対策
  • SNS広告運用
  • LP制作

などを一括でご支援可能です。
補助金を活用してWebマーケティングを強化したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

武田 明宏

武田 明宏

中小企業診断士/一級販売士(日本販売士協会 登録)/DCFM(米国DMA認定)

片岡メディアデザイン株式会社 専務取締役